AIを活用したFX投資を始めて約1年半が経過した頃、私は自分の本業である製造業での経験が、思いがけない形でFX投資に活かされていることに気づきました。この章では、一見まったく異なる分野に思える製造業とFX投資の意外な共通点と、それらをどのように活用したかについてお話ししたいと思います。

私が勤務する製造系メーカーでの主な仕事は、製造ラインの設備設計と設備管理です。この経験が、以下のような形でFX投資に活かされていました:

  1. プロセス管理の重要性: 製造ラインでは、各工程の効率化と品質管理が重要です。同様に、FX投資でも、市場分析、エントリー、ポジション管理、利益確定(または損切り)という一連のプロセスを効率的に管理することが成功の鍵となります。 具体例:私は製造ラインの各工程をチェックリスト化しているのと同じように、FX取引の各段階でのチェックリストを作成し、感情的な判断を排除し、一貫性のある取引を心がけるようになりました。
  2. データ分析と可視化: 製造業では、生産性向上のために様々なデータを収集し、分析します。この経験を活かし、FX投資でも取引データを細かく記録し、エクセルを使って可視化することで、自分の取引パターンの強みと弱みを客観的に分析できるようになりました。 具体例:製造ラインの稼働率を時間帯別にグラフ化するのと同じ手法で、自分の取引の勝率を時間帯別、通貨ペア別にグラフ化し、最も成績の良い取引条件を見出すことができました。
  3. リスク管理: 製造業では、設備の故障や事故のリスクを常に考慮し、対策を立てます。この考え方をFX投資に応用し、各取引でのリスク管理を徹底するようになりました。 具体例:製造ラインでの「安全在庫」の考え方を応用し、常にアカウントの一定割合(例えば30%)を「安全資金」として確保し、それ以上の損失は絶対に出さないというルールを設定しました。
  4. 継続的改善(カイゼン): 製造業では、小さな改善を積み重ねていくことで大きな効果を生み出す「カイゼン」の文化があります。この考え方をFX投資にも取り入れ、日々の小さな工夫や改善を積み重ねていく姿勢を大切にしています。 具体例:毎週金曜日に、その週の取引を振り返り、良かった点と改善点を3つずつリストアップし、翌週の取引に活かすようにしました。
  5. 品質管理: 製造業では製品の品質管理が極めて重要です。この考え方をFX投資に応用し、各取引の「品質」(リスク・リワード比、勝率など)を常にチェックし、一定の基準を満たさない取引は行わないようにしました。 具体例:製造ラインでの抜き取り検査のように、週に一度、ランダムに選んだ10件の取引について詳細な分析を行い、取引の質を評価するようにしました。
  6. チームワークとコミュニケーション: 製造業では、様々な部署や専門家との連携が不可欠です。この経験を活かし、FX投資でも他のトレーダーとの情報交換や、家族との密なコミュニケーションを心がけるようになりました。 具体例:週に一度、オンライン上のFXコミュニティ(主にFX GO tapユーザー)で他のトレーダーと意見交換をする時間を設け、多様な視点を取り入れるようにしました。
  7. 長期的視点: 製造ラインの設計では、初期投資と長期的な運用コストのバランスを考慮します。この考え方をFX投資にも適用し、短期的な利益だけでなく、長期的な資産形成を意識した取引を心がけるようになりました。 具体例:月間の利益目標だけでなく、1年後、5年後の資産目標を設定し、それに向けた長期的な投資戦略を立てるようにしました。
  8. 予防保全: 製造業では、設備の故障を未然に防ぐ予防保全が重要です。この考え方をFX投資に応用し、市場の急変や自分の精神状態の乱れを事前に察知し、リスクを回避する努力をするようになりました。 具体例:製造ラインでの定期点検のように、毎日市場開始前に、主要な経済指標やニュースをチェックし、潜在的なリスクを評価するルーティンを確立しました。

これらの製造業での経験とFX投資の融合は、私の投資戦略に大きな変革をもたらしました。感覚的な判断に頼るのではなく、システマティックなアプローチを取ることで、より安定した結果を得られるようになったのです。

特に印象深かったのは、ある大きな損失を被った後の対応です。製造ラインでの不良品発生時の対応手順を参考に、以下のようなステップを踏みました:

  1. 即時の取引停止(製造ラインの緊急停止に相当)
  2. 原因分析(不良品の原因究明と同様)
  3. 再発防止策の立案と実施(製造プロセスの改善と同じ)
  4. 段階的な取引再開(製造ラインの慎重な再稼働と同様)

この経験を通じて、私は自分の強みをより明確に認識し、それを最大限に活かす投資スタイルを確立することができました。製造業で培った論理的思考とプロセス管理のスキルが、FX投資という全く異なる分野でも大いに役立つことを実感したのです。

また、この気づきは私に新たな可能性を示唆しました。つまり、一見関係のなさそうな分野の知識や経験も、適切に応用すれば投資に活かせるかもしれないということです。この発見は、私の学習意欲をさらに刺激し、より幅広い分野に興味を持つきっかけとなりました。